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間隔反復 記憶 学習習慣

Lernix はどうやって復習のタイミングを決めているの?

新しい復習リマインダーは、SM-2 の間隔反復アルゴリズムで「ちょうど忘れかけ」のタイミングに問題を戻します。通知スパムにはしません。

Lernix AI チーム
3/21/2026
1 分で読めます

多くの人にとって、忘れるのはサボりのせいではありません。記憶はそういうものです。今日わかったはずなのに、数日後に見ると「あれ?」となる。

そこで Lernix に新しい復習リマインダーを追加しました。毎日ぜんぶを繰り返させるのではなく、各問題が「そろそろ見直したほうがいい」タイミングを推定して、本当に意味があるときだけ復習を促します。

大事なのは「量」より「タイミング」

狙いはシンプルです。記憶が完全に抜ける前, ちょうど薄くなり始める手前で復習できるようにすること。

「毎日復習する」「金曜にまとめて見直す」みたいな固定スケジュールはわかりやすいですが、時間がムダになりがちです。覚えているものに時間を使って、弱いところが手当て不足になる。

Lernix では問題ごとにリズムが変わります。簡単なものは間隔が伸び、難しいものは早めに戻ってくる。だから時間は弱点に集中します。

どんな仕組み?(SM-2 の間隔反復)

この仕組みの中心は SM-2 という定番の間隔反復アルゴリズムです。フラッシュカード系の本格的な学習ツールを使ったことがある人なら、似た考え方を見たことがあるはず。

記憶研究でよく知られているのは、「間隔を少しずつ広げながら」復習したほうが定着しやすいということ。特に、忘れきる直前の復習が効きます。

ざっくり言うと: 早すぎず、遅すぎず。

問題ごとに持っている小さな記憶状態

Lernix は各問題に対して、次のような状態を持っています:

  • repetitions: うまく復習できた回数
  • intervalDays: 次に出すまでの待ち日数
  • easeFactor: その問題がどれくらい「楽か/キツいか」
  • dueAt: 次に「復習が必要」になる日時

ポイントは「ドキュメント単位」ではなく「問題単位」だということ。同じ教材の中でも, 8 問は余裕で 2 問だけ怪しいなら, Lernix はそこを重点的に戻します。

次の復習日はどう決まる?

ルールは実用的です:

  • 初回に正解: だいたい翌日にもう一度
  • 2 回目も正解: 間隔は 6 日へジャンプ
  • 3 回目以降: intervalDayseaseFactor をかけて間隔を伸ばす
  • 間違えた場合: 短い間隔に戻し、easeFactor も少し下げる

例としてはこんな感じ:

  • 1 回目の成功: 明日
  • 2 回目の成功: 6 日後
  • 3 回目の成功: 15 日とか 16 日後
  • その後に失敗: 1 日に戻る

覚えられているほど間隔が伸び、怪しくなるほど早く戻ります。

あなたの結果がスケジュールを動かす (意識しなくてOK)

数字を操作する必要はありません。でもシステムは数字で判断します。

練習のたびに Lernix は「品質」(0〜5) の小さなシグナルを記録します。高いほど間隔が伸びやすく、低いほど早く戻ってきます。

もし明示的に品質を送らなくても大丈夫。よくある結果から自動で解釈します:

  • mastered: 完全に定着
  • correct: 正解
  • review: いけたけど早めにもう一度見たい
  • wrong: まだ定着していない

だから普段どおり練習するだけで、復習のタイミングが勝手に整います。

通知がウザくならない理由

通知は「必要なときだけ」じゃないと意味がありません。なので Lernix は闇雲にリマインドしません。

チェックしているのは 3 つ:

  • すでに期限が来ている問題がある
  • 今日はまだ練習していない
  • あなたのタイムゾーンで届くべき時間になっている

現在、日次のリマインダーはローカル時間の夜 7 時に届くようにスケジュールしています。通知が届く前に練習を終えた場合は, その日のリマインダーをキャンセルできるようにしています。同じローカル日で何度も送らないための重複防止も入っています。

つまり「通知を増やす」のではなく、「必要なタイミングに絞る」ための仕組みです。

ユーザーとして感じる変化

日常でわかりやすい変化はこうです:

  • 直前の詰め込みが減る
  • もう覚えているものに時間を取られにくい
  • 忘れかけの問題が早めに戻ってくる
  • 復習キューが終わる気がする

ミックス練習も同じ優先順位です。期限が来ている問題が先, 次に新しい問題, 最後に将来の問題。だから Lernix が「今が復習どき」と言うときは, 本当に今やる価値が高いものを指しています。

リマインダーをタップするとミックス練習に直接入れます。多くの日は、数分で期限分を片づけて夜を取り戻せます。

魔法でもブラックボックスでもない

もちろん賢いロジックは使っていますが、「謎の AI 魔法」みたいに見せたいわけではありません。価値は、検証されてきた記憶パターンを問題ごとに自動適用してくれること。

あなたは学習を続ける。タイミングはシステムが面倒を見る。

「復習したほうがいいのはわかる。でもいつやればいいかわからない」と感じたことがあるなら、このアップデートはきっと役に立ちます。